40代男の日々の記録
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鏡を見て真似たのは高校生の頃か。
出願にも抄本。
category: 手続き(改名・性別変更・旅券・戸籍等) | author: earthborn
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 GIDをもっていて、

 戸籍上の名を変更し、

 その後、戸籍上の性別取扱いの変更もした後に、

 大学を受験しようと考える。


 そんな人が果たしてどれくらい居るのか見当もつかないが、

 こんな時もやっぱり少し面倒なことになる。


 しかも俺の場合は、本籍が転々と変わっているため、更に面倒なこととなった。



 まず、高等学校の調査書は在学時の名のものとなる。

 これはダメもとで学校に変更を求めたが、出来ないとのこと。

 例えば結婚して姓が変わった場合も変更は無く、あくまでも在学中の記録として発行される。

 ちなみに俺が卒業したのは公立高校であり、私立ではどうなのか定かではない。


 さて、そうすると困るのが調査書の名と願書の名の不一致。


 センター試験の出願の際は、高校の卒業証明書の余白に「諸事情により戸籍上の名を変更しています」と記載するだけでOKであった。

 しかし、大学の場合、それだけでは出願できない。

 名の変更を証明するために戸籍抄本の提出が必要となる。


 そういうわけで、名を変更した時に本籍があった役所に郵送依頼。

 届いた抄本を見て、ガーン。。。


 以前の名には縦線が入っていて、その隣りに今の名前が記載されている。

 これによって、「こっちの名前からこっちの名前に変わりました」ときちんと証明することが出来るので、これは良いのだが。。。

 しまった、、、この時はまだ性別が修正されていない。

 思いっきし、「長女」と記載されている。。。


 どーしたらいいんだーーー!


 抄本のみを同封して出願すれば、間違いなく 「あれ?性別が。」 ということになる。


 とほほ。

 結局、今度は 「性別も変更しています」 と証明するものが必要となる。

 そこで、性別を修正した時に本籍があった役所に抄本を郵送依頼。

 これで、出願書類が揃う。



 色々な方法を考えてみたが、己のかなりセンシティブな情報を大学側に晒すことなく合法的に受験することはなかなか難しい。


 名を変更した時と性別を修正した時で本籍が変わっていない場合は、「長女」記載は完全に消去されるのかもしれないが、結局特例法の番号が記載されるため、隠すことは不可能である。


 ベストなのは、もともといずれの性でも通用する名前だからと名はそのままで、性別のみ修正したというケース。

 この場合は高校の調査書と名が一致するため、抄本の提出は不要。

 誰にも晒すことなく、受験が可能である。


 あとは、名の変更前に既に大学を卒業していて、学士入学で再受験するという方法。

 大学の場合は、高校と違って卒業証明書の名を現在のものに変更してもらえる場合がある。


 それくらいだろうか。


 嫡出子と認められなかったというニュースでも思ったが、

 謄本・抄本の番号記載(111号3条)、これを無くしてはもらえないものか。



 少なくとも受験する大学に公開する様なことではない。



 性別の取扱いを変更した事実は、絶対に消去してはならぬことなのか。



 戸籍の記載事項の変更を証明するものを、抄本以外で設けてくれたら相当に救われる。





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まだまだ小さな壁が。
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 9月といえども、まだまだ残暑厳しく。


 予備校には車で通学している。

 車体大きめの軽であり、一昔前の普通車並みに高燃費。

 運転中、エアコンを入れると途端に走りが悪くなり、燃費も当然悪くなるため、極力窓を全開にして天然の涼しさに頼っている。

 駐車場から予備校まではちょっと離れている。500メートルくらいか?

 テキストやらノートやらでパンパンになった鞄に重心をとられながら、予備校に到着する頃にはすっかり汗だくに。

 唯一の運動。



 さて。

 先日、予備校でセンター試験の願書が配られた。

 「いよいよ近づいてきたな」と実感。

 出願時に必要な書類は、願書そして高等学校の卒業証明書である。


 あぁあ。いやだ。


 前回お試しでセンター試験を受けている。

 その時に、卒業証明書を多めに取り寄せていた。

 「どこにやったっけ〜」と乱雑な書棚から探し出してくる。


 またこの名前で出すのか。。。


 高等学校の卒業証明書の氏名は、その後変更しているとしても在学時のもので発行される。

 そして、変更している場合は、証明書の余白に「婚姻のため、姓を変更した」等と理由を記載しなければならない。



 「性同一性障害ですけどなにか?」


 とでも書こうか。



 当然受験する大学にも提出することになる。

 前期1校、後期1校。

 こんな思いをするのは、これが最後だろうか。



 この年になって、再び受験しようと考えたりするからこんなことになるのだ。

 自業自得。




 否。違う。



 誰にでもある権利である。

 その権利の行使に不都合があるのは、やはりおかしい。


 しかし、このシステム、そう簡単には変わりそうにない。


 はぁあ。。。





 「諸事情により。」


 これでいこうか。






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何とかしてくれ。
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 昨日、スーパー内にある市役所の窓口センターに戸籍謄本をもらいに行って来た。先日婚姻届を提出した窓口である。こんなやりとりに。

 「この間、婚姻届を出された方ですね。」

 「はい。先日はどうも。」

 「あの時は奥さんもいらっしゃってお伝えしなかったのですが。。。」

 ん?

 「戸籍にこれが入ってしまうもので、奥さんにお話されているかどうか分からなかったもので。。。」

 謄本を見ると、名の変更の日付と戸籍上の性別取扱い変更の裁判の番号および記載変更の日付が書かれている。

 「あ、全て話してありますので、大丈夫です。ご配慮いただいて、有り難うございます。」

 「いらぬことを申し上げました。すみません。」

 お役所の人の中にも色んな人がいるんだなと認識。色々気を遣ってくれる人もいる。



 ただ、「ちょっと待てよ」と帰宅後に気づく。

 転籍すれば、上記の内容に関する記載はなくなるものと思っていたのだが。きれいに残っているというのはどういうことなんだ? 県外に移ればなくなるのか?

 下手をするとこれから先ずっと、戸籍謄本を提出する度に「実は性同一性障害があって、名前も変えて、手術もしました〜」と公にすることになってしまう。

 性別の取り扱い変更に関しては、裁判の番号のみの記載なので、ぱっと見は分からないようになっているが、番号を検索にかければすぐに「性同一性〜」とヒットする。

 はぁあ。何だこのエンドレス呪縛。まるで烙印を押されてる様な気分。

 俺だけのことならまだしも、妻に迷惑がかかるようなことがあるのは厭である。

 これまで振り返ってみて、自分のこの障害を人に明かすことによってストレートな偏見を受けたことは有り難いことに一度も無い(もしくは、気づいていない)。

 しかし、この先どうかは分からない。公になることで、何らかの不利益を被ることにもなるかもしれない。

 何か術は無いものか。亡命?
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またまた呪縛。
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 センター試験など、自分には関係の無いもの。そう思い続けてきたため、今になってその仕組みやら手続き方法やらを慌てて調べている始末。

 今年度のセンターを試しに受けてみようと思っている。そうすれば、イメージも湧くだろうし、受けるからには勉強にもより一層気合が入るだろうという理由。

 既に出願期間に入っている。必要書類はセンター試験の願書のみではない。

 そう、高校の卒業証明書が必要となるのである。

 ということは。。。 パスポートの申請が最後と思っていたのに。。。

 取り敢えず、メールで諸事情により名と性別を変更しているため、現在の戸籍記載事項に合わせて証明書を出してもらえないか問い合わせてみた。

 そして、あっさり却下。

 結婚などで姓が変わっている場合なども変更することはなく、卒業時のものを出すことになるというのである。そして、入試センターには証明書にその理由を記入して提出すればよいというのである。

 なんてことだ。。。 理由って。。。

 結婚が理由であれば、「結婚により姓を・・・」とでも書いたらいいんだろうが、俺はじゃあ何て書けばよいのか。「諸事情により・・・」でもOKなのか?

 パスポートの申請の時に、「この名前を公表するのも目にするのもこれが最後」と思っていたのに。。。

 融通がきかぬ。この呪縛からは永遠に解放されぬのか。畜生、畜生。

 しかし、背に腹は変えられない。高校に以前の名を文書に記し、請求。数日後に届いた。

 以前の名を目にして、「はぁあ。」と思うと同時に、音楽以外オール3という成績にも「はぁあ。」。見事なくらいにオール3。

 ちなみに、音楽は5(笑)。

 とはいえ、全く勉強もせず授業も真面目に受けていなかったので、2や1がついていないというのは先生方の配慮なのかもしれない。

 体育の水泳など出られるわけもなく、ずっと見学という形にしてもらっていたので、それで3がもらえたのは有り難いことである。

 それにしても、“事務的”という意のように、事務の仕事というのはなかなか融通がきかないものだなぁとつくづく思う。以前大学に頼んだ時はあっさり修正して証明書を出してくれたのだが、それは私立だったからなんだろうか。

 まだ、どこの大学を受験するかはっきりとは決めていないが、複数の大学を受けることにはなると思う。

 とすると、俺は受ける大学の数だけ、以前の名が記載された証明書を用意して、各大学に「性別と名前を変えました。( → これすなわち、GIDでーす。)」と公表することになるわけか。

 入学するかどうかも分からない大学に。

 うーん。。。

 これを避ける方法が無いわけではない。学士編入という方法をとれば、送付書類は大学の卒業証明書でいいので、俺の場合は大学は修正済みなので“見知らぬ人にカムアウト”というのは避けられる。

 ただし、この学士編入は一般選抜よりも更に難関である。倍率が高く、問題も高校ではなく大学レベル。過去問を見てみると、笑ってしまうくらいにちんぷんかんぷんであった。

 さて、どうしたものか。

 ダメもとで次年度の学士編入試験を受けてみて、それでダメなら一般選抜も受けてみることにしようか。ただし、勉強の内容は変わってくる。割り切って一般選抜に絞った方がよいのか。

 この障害。何をするにしても、てこずらされる。
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ほらね、また呪縛。
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 2時、3時、4時。そんな時間に帰宅する今日この頃。24時間のうち、家に居るのは3〜4時間ということか。こんな生活、続くわけがない。自分の荒い運転に、徐々に余裕を失いつつあるのを感じる。

 この数日間の間に色んなことがあった。順に書き記していこうと思う。

 まず、1つ目。旅券の申請について。県庁の旅券担当の窓口に行って来た。名も性別も今とは異なる昔のパスポートを持って。結構、勇気のいることである。

 なるべく人の少ない時間帯にと思い朝いちで行ったのが効して、部屋に入ると誰も居なかった。「よし!」と思い、早速受け付けの人に申請書、戸籍謄本、保険証、写真、葉書、そしてパスポートを提出する。

 1つ1つ申請書に記入漏れが無いかチェックされる。「早くしてくれ〜」とそわそわ。

 他の人がぽつぽつと入って来る。「参ったな〜。。。」

 そこで受付の人(中年女性)が一言。

 「こ、れ、は〜、、、お名前を変えられたんですね〜、、、」
 「はい、そうです。」
 「ふ〜ん、、、そうですか〜、、、、、、、、ちょっとお待ち下さいね〜、、、」

 なんだか嫌な感じであった。奥の方で他の職員にどうすればよいかを確認している様子。「間違ってんじゃないの〜」なんて聞こえてくる。そこからかなり待たされることに。

 気がつけば、俺のすぐ後ろに順番待ちの人が数名座っている。“すぐ後ろ”というのは、普通に話せば丸聞こえになるくらいの距離である。非常に厭な状況。

 大分経ってから、中年女性が戻って来る。「すみませ〜ん、お待たせして〜」大きな声で言うものだから、周囲の注意が一気にこちらに向けられる。

 「あのですねぇ、今日は申請を受け付けられないんですよ〜。“○○さん”(以前の名前)から“□□さん”(今の名前)に変わられたことが記載されている戸籍が必要になるんですね〜。」

 もう二度と聞くことはないと思っていた旧名。耳にするだけでも、非常に不快感を抱く。それを公の場で言われるのである。たまったもんじゃあない。

 当然、周囲の関心は俺に集中する。「痛い、痛い、背中にグサグサ刺さるじゃないか。。。」

 笑顔で俺の旧名を何度も声にする中年女性。まるで楽しんでいるかの様。変化の無い業務の中では刺激的だったんだろうか。

 結局、折角戸籍から旧名が消えたというのに、また記載されているものを取り寄せなければならないことに。あー面倒臭え。

 改名した時の本籍地に除籍謄本を依頼しなければならない。但し、それに旧名が記載されているかどうかは、確認しないと分からないと言われ、仕方なく電話で確認することに。

 声は若めだが、きっと綺麗ではないに違いないと思わせる女性が電話に出る。確認したい旨を伝えると、郵送による除籍謄本の申請方法についてまくし立ててくる。

 「で、それには以前の名前も記載されてるんでしょうか?」
 「いや、そ、れ〜は、、、分からないですねぇ。」
 「あ、そうですか。では取り寄せてみてということになるんですね。」
 「え?まぁ。。。う〜ん、、じゃあ、以前の本籍って覚えてますー?」(←かなり面倒そうに。)

 それに答えると、
 「じゃあ、その前の本籍は覚えてますぅ?」(←本人確認のためなんだろう)

 しばらく待たされて、「確かに先ほどの本籍で確認できましたので。」

 「以前の名前は記載されてるんでしょうか」

 ここで笑いながら「じゃあ、以前の名前も言ってもらえますー?」

 「○○です」

 「あ、大丈夫です。ちゃんと載ってますのでぇ。」

 「有難うございました。」

 公務員への印象は相変わらず悪いままでいる。

 そして、今日その除籍謄本が届いた。今の名の隣にしっかり「以前の可愛らしい名前」が記載されており、その隣にはしっかり「長女」とある。

 パスポート以上に持って行くのに抵抗を感じる。

 これが最後と言い聞かせ、行くしかないよな。。。
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大きな快感1つ。
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 うどんを硬めに茹でてつゆに放り込み、納豆とネギをのせて大きくかき混ぜただけで、最高に旨いものが出来る。ネギは多少歯応えのあるたくましめのものがいい。

 さて、データ処理の方はまだまだ終わりが見えないが、コツコツと地道に進めている。ここで有意差が出るに違いないと思っていたところに出ず、へ〜というところに出たりする。直感勝負の仮説が如何につまらないものなのか、よぉく分かる。反省。

 で、研究も進めなければならないが、春の出国に向けての準備も同時に進めなければならない。

 「あれを出さなきゃなんねぇのか。。。」そう思いながら昔のパスポートを探すが見当たらない。最後に出国したのは10年以上前になる。ひょっとして「こんなものいらねー」と処分してしまったのか?

 さて、どうしよう。紛失したことにして、新規で作ってもらったらいいか! 俺って、かしけーっ!

 そう思いながらも、パスポートである。いくら名前や本籍、性別が変わっているとしても、同一人物ということは容易に判明するのではないか? むしろ、判明しない方が怖いじゃないか。

 ネットで調べてみたところ、やはり絶対に行ってはならないことで、そんなことをしてもすぐに警察にお呼ばれすることが分かった。ふー。危ねぇ、危ねぇ。

 では、どうすべきか。

 紛失した場合は、まず警察に届け出て書類をもらい、それを旅券担当の窓口に提出しなければならない。それを行えば、以前の旅券は失効となり、新たに作ることが出来るというのである。

 ということは、警察に行って以前の名前・性別・本籍などを聞かれることになる。そして、旅券の窓口でもその旨を伝えなければならない。

 二度も同じ思いをするなど、厭である。

 というわけで、今日は朝からパスポート探し。最後の出国から実に6回も引越しをしている。ほとんど明けていないダンボールが幾つもある。どこにあるかなど、皆目検討もつかない。

 覚悟を決めた。ほこりアレルギーに苦しみながらも、頑張った。くしゃみをし過ぎて喉が痛む。

 あった。こんな所にという所にあった。表紙前面にカビが生えており、まるでビロードの様な触感。表紙の文字やマークはすっかり消えてしまっていた。じゃあ、中はというと、きれいに名前も性別も残っている。畜生。

 とはいえ、これで厭な思いは1回で済むことになったので嬉しい。検討もつかない状況の中でこの小さなパスポートが見つかったということが何よりも嬉しかった。努力は報われるということを身をもって実証。

 気持ちもすっきりしたところで、そろそろデータ処理に戻るとしよう♪
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俺は、怒っている。
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 戸籍上の性別取扱変更の手続きをしたと同時に自動的に戸籍は他の家族と分籍されたが、本籍地はそのままにしていた。

 本籍は県外になるため、戸籍謄本が必要になるとその度に本籍の所在する市に郵送で送ってもらうように申請しなければならない。

(ちなみに、性別変更の際には、生まれてから現在までの全ての謄本を求められた。つまり、今まで住んだことのある市全てに除籍謄本を請求しなければならないのである。

 うちが転勤族でなければこんなことせずにすぐにでも裁判所に行けるのに。そう思いながらも1ヶ所1ヶ所電話して手続きにいくらかかるのか確認し、その分の郵便小為替を郵送した。

 しめて除籍謄本7部、戸籍謄本1部であった。面倒臭いこと極まりない。)

 郵送による謄本の請求は通常以上にお金もかかるし、何より手間がかかる。

 そこで、今回パスポートを申請するにあたり、その前に戸籍を今の住所に変更することにした。

 ただ、転籍をするためには戸籍謄本が1部必要となる。面倒だが「これで最後」と思い、郵送で送ってもらった。

 そして今日は、転籍手続きを行ってきた。

 大抵は結婚する時に行うものなので、扶養家族の有無を問われた。
 「いえ、県外に謄本の申請をするのが面倒なんで」とは心の声。

 名の変更手続きを行った後の謄本には「変更前の可愛らしい名前」と「変更後の名前」が並んで記載されていた。丸分かり。

 しかし、その後親が引越し本籍地が変わったので、「変更前の可愛らしい名前」は無くなった。

 性別が変更されてすぐの戸籍謄本には「長女」と「長男」が並んで記載されていた。丸分かり。

 が、親が再び引っ越したため「長女」はなくなった。

 転勤族もいいことあるんだなとこんな時だけ親に都合良く感謝。

 他の当事者はこの棒線の部分を消すために自ら隣町などに転籍したりしている。細かいことと思われるかもしれないが、このままでは謄本をどこにも出せやしない。必死にならざるを得ないことである。

 ただし、棒線の部分は消えたとは言え、じゃあ謄本はすっきり通常のものになったかと言うと、そうではない。呪縛から解放されることは無いのかー!

 まず、名の変更をしたことはそのままコメントされる。ずっと残る。

 そして、性別変更に関しては「法律第111号3条による発効」とコメントされる。これも消す術は今のところ無い。

 「法律111号3条による発効」=「GIDなので特例法によって性別変えました」

 「名の変更」、「111」この2つを見れば少なくとも役場の人はまず察しがつくだろう。

 今日の受付のおねーさんは気づいただろうか。

 また、どこかに提出した場合、提出先の人が気になってネットなりで検索すればすぐにばれてしまうのである。

 おいおいおいおいっっ(←どすをきかせた感じで)。個人情報、個人情報と世間は騒ぐがこれでいいのか、いいのかこれで! こんなに簡単に晒されていい情報か、おい。

 結局、この呪縛からは解放されないのである。

 戸籍をなくせ! 戸籍をなくせ! それがダメならコメントなくせ!

 もうこんな思いをするのは厭である。

 来週には転籍手続きが完了する。次は旅券の申請手続き。以前の旅券の提出が義務づけられている。名と性が変更されていることを伝えなければならない。旅券の申請書には勤務先名も書かなければならない。

 もし、学生の保護者や知人が役所に勤めていたらいったいどうなるのか。あっと言う間に学校内に広まり、下手をすると居場所を失いかねない。

 決して都会とは言えない町だけに、そんな可能性が高くて困る。

 どうして俺ばかりこれ程までにプライベートなことを他人に晒さなければならぬのだ。あぁ、腹が立つ。

 こんな時は、You Tube の「キーボードクラッシャー」に代弁してもらうしかないか。

 「ポジティブ、あいつはポジティブ」 そう言われる様、頑張ろう。
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性別取扱い変更の申立て文書の記入例。
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 今日はちゃんと注射を打ちに行き、その後郵便局に向かい、病院宛に大金を送って来た。

 現金書留なので生々しい。札束に羽が生えて飛んで行くのが見えた気がする。俺の汗と涙の結晶よ、さよ〜なら〜(涙)。でもまだまだ残額は大きいよ〜(涙涙)。

 さて、今日は少々マニアックに。関係者以外の方はどうぞスルーで。

 昨晩、日記を出して来た際に「性別の取扱いの変更申立事件」の通知書等書類一式が出てきたので、これから申立てを考えている人に参考になればと思い、如何なる文章で申立てを行ったのか紹介したいと思う。

 申立てを行う際は、居住する土地の家庭裁判所に出向き、簡単に申立ての意向を伝えると、必要書類の説明をしてもらえる。その時に、申立ての趣旨を記入する用紙を記入例と共に渡される。以下は、その記入例を参考に書いた文章である(若干まとめてます)。

【申立ての趣旨】
 申立人の性別の取扱いを女から男に変更する審判を求めます。

【申立ての実情】
1.申立人は、幼い頃は自分が男児として扱われないことにぼんやりと抵抗を感じるのみでしたが、中学に入り第二次性徴への抵抗感や女性への初恋をきっかけに自分が男であることを確信するようになりました。中学、高校とひたすら自分を押し隠し、自傷行為を行うこともありました。大学に入り自分を男として理解してくれる女性と付き合い始め、多少は精神的に安定しましたが、自分の体や社会で女性として扱われることに対しては強い抵抗感を抱いていました。

2.男として隠さずに生きたい気持ちに迷いはなく、両親にカムアウトした2年後の平成11年○月○日に○○病院精神科を受診し、「性同一性障害」と診断され、平成12年○月○日に名の変更を行いました。その頃は学生であり、全学生と先生方の理解を得て男子学生として通うことを認めてもらいました。卒業後は病院に就職し、男性職員として勤務しています。平成○年○月○日よりホルモン療法を開始し、平成○年○月○日に乳房切除術、平成○年○月○日に性別適合術を受けました。

3.家族や職場のスタッフには理解してもらえており、男としての生活を無理なく送ることが出来ています。しかし、保険証やパスポートの性別記載による社会的制限や結婚が出来ない状況にあるなど、基本的な人権が得られないことに対しては常に苦痛を感じています。したがって、性別の取扱いを女から男に変更する審判を求めます。

4.なお、申立人は未婚で子供もいません。

 以上。長々と書いたが、結局物を言うのは診断書と先例である。先例がありさえすれば、本当に話が早い。申立人の気持ちなどは全く関係ないと言ってもおかしくないのである。まあ、その都度ひとりひとりの気持ちに耳を傾けていては、公平な判断が難しくなるというわけなんだろうが。

 治療の経歴は事細かに記載する必要があるので、日記か何かに残しておいた方が良いように思う。その時その時はビッグイベントなので「この日を忘れられようか!」と思うのだが、月日が経つにつれ「えーっと、何年前だっけ」になるものである。

 贅沢になったものである。否、これでようやく人並みか。「当たり前」の基準がどうもぼやけて仕方が無い。治療や法的扱いの変化の度に俺の「当たり前」が変化し続けている。

 結婚出来て当然。そう思いつつある今、「やっぱり簡単にはいかぬ」と時々壁にぶち当たっている。

 現実検討というのもなかなか難しいもんだなと感じる日々。
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意外にすんなりと。
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 学会発表を終え、一段落ついたかと思う間もなく、バタバタと毎日が過ぎていく。今日は、どんよりと曇り空。もうすぐ梅雨入りである。じきに真夏日となるのであろう。
 大学院受験に向けて、大学の卒業証明書が必要となるため、大学に在学中の名前および性別を現在のものに変更した上で発行してもらえないか問い合わせたところ、すんなりとOKが出た。少々てこずるかもしれないと予想していたため、とても嬉しい。
 必要書類は、名の変更および戸籍上の性別取扱い変更事件における判決文のコピー、免許証のコピー、住民票1部、大学指定の変更届とのこと。判決文は記念にと取って置いてあるのだが、こんなときの為にも決して処分してはならない。
 さあ、受験手続きに必要な書類は揃うことになったのだから、後は、研究テーマを絞り、受験勉強に励まなければならない。休憩している暇は無い。
 
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性別 男。 これは本当。
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 新しい職場では、強制的に生命保険に入ることになっており、昨日はその手続きを行なった。保険の契約の際には、保険会社の人に最近の受診・入院歴や診断名を聞かれる。さて困った。契約書には、虚偽がある場合保険は無効になるとの注意書き。さて困った。
 待てよ、診断名まで保険会社が病院に確認することはないのではないか?それは個人情報保護法に引っかかるだろう、きっと。そうに違いない。
 そう信じて、結局自転車で転んで、派手な傷を作り、形成外科的手術を受けたということにした。診断名は皮弁移植術とした。これで理由以外は真実ということになる。精一杯の嘘であった。
 性同一性障害を持っていると、治療前も治療後も嘘をつかなければならないことが多い。少なくとも、自分はそう感じている。嘘の内容は、本当に様々だが、例えば。。。
 「名前は誰につけてもらったの?」
 「両親に。」
とか、
 「包茎?」
 「いや、違うよ。」(←嘘でもないか)
とか、
 「毎朝勃つ?」
 「ん?時々。」
等など、挙げればきりが無いのである。
 はぁ、久々に戸惑いながらの嘘であった。
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